いつのまにか上がってる!子育てで鍛えられた7つの仕事スキル

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A子さん
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毎日子育てと家事いっぱいいっぱいで、余裕がありません。本当は職場復帰に役立つことを学びたいんだけど…。

B子さん
B子さん

今の子育ての経験が、どんなことに役立つか知りたいです。

そう思うこと、ありませんか?

そこでこの記事では、過去2回の育休を取得したわたしと、子育てに協力的な夫の視点で、子育て経験が仕事でどのように役に立ったかを、リアルな体験とともにお伝えします♪

毎日、いっぱいいっぱいになっているママ、安心してください!

積極的に子育てをすればするほど、あなたの仕事スキルは、知らないうちに育ってますよ。

子育てが仕事スキルに繋がったこと(ママ視点)

効率的な行動ができるようになった

育休を経験して、もともと効率的なことを好む性格だったのですが、さらに効率的な考えや行動ができるようになりました。

効率的な行動に磨きがかかりはじめたのは、育休の後半に入ってからです。

平日昼間は、わたしと子どものマンツーマン生活。

マンツーマンの間は、子どもの日常生活パターンを整えるためにルーティンを組んで、毎日同じようなスケジュールにしていました。

そのほうが決まった時間に寝てくれたりして、わたしもスケジュールが立てやすかったんだよね。

子どもが寝たときを見計らって、自分の好きなことや家事をしたりしていたけれど、1年以内に職場復帰が待っていて、復帰後は昼間の家事ができないことに危機感をもっていました。

いよいよ、あと半年で育休終了!という時期になり、「今のうちにどうにかしないと!」と決意。

本当は昼間にできるけれど、あえて家事や料理(夕食の下ごしらえ)を、朝の夫がいるタイミングに詰め込むことに。

朝起きてから夫が出勤するまでの時間は限られているので、毎日てんてこまい!!!

洗濯はいつ干すか、夕食の下ごしらえのタイミングはいつがいいのか、朝食は何を出すか…。

お皿はいつ洗う?私の着替えはどうしよう、会社にすっぴんでは行けないからメイクは外せない…。

限られた時間の中で、やることはいっぱいあるんですよね。

そんな状況なので、起きてから「さて、今日の朝食は何を出そう」と考える…などの無駄なことを省いたり、トースターと電子レンジを同時につかって複数のおかずをつくったり、家電の予約機能をつかって夕食時に合わせてセットしたり、今までは特に気にしていなかったことについて、少しでも効率的になるように行動するようになりました。

結果、夫の協力も得つつ、なんとか朝の時間に朝食の準備と夕食の下ごしらえ(たまに調理したり)もできるようになり、自分に対して少し自信がつきました。

職場復帰してからは、さらに効率的な行動に磨きがかかったような気がします。

限られた勤務時間のなかで、やることがいっぱい!ということは、育休のときと変わらないのですが、会社では子どもの顔が見れないですよね。

わたしが勤めている会社には、繁忙期があるんですけど、いくら夫の理解が得られて、その時期だけはワンオペでなんとか乗り切ってくれる環境にあったとしても、さっさと帰って子どもたちと触れ合いたいじゃないですか(笑)

繁忙期じゃなくても、【保育園のお迎え】という名のタイムリミットもありますしね。。。

実際、わたしの身の回りでは、小学生未満の小さなお子さんがいるママのほうが、業務をおこなう上で時間に対してにシビアな印象があります。

育休をとる前は、「この業務面倒くさいなぁ」と思っていたけれど、改善までの道のりがさらに面倒くさくて、断念したこともありました。

「面倒くさいけど、とりあえず困っていないし、このままでいいか」と現状維持していたことも、子どもへの愛とタイムリミットのおかげで、職場復帰後には率先して効率的な行動をするようになりました。

「残業できない(したくない)!」って気持ちがあるだけで、仕事の優先順位がつけられたり、無駄なことに敏感になったり、時間配分に厳しくなったり、効率的になったり…いろんな面で変わってくるんですよ。

人に頼れるようになった

やってやれないことはないんだけれど、子育てを1人でするのは、精神的にも体力的にも相当キツイんですよね。

そんな現実に直面して、さらに朝の時間に家事を詰め込むようになってから、「現実的に考えて、自分1人じゃ無理だ」と痛感しました。

もともと人に相談したりすることなく、1人でちゃちゃっと行動するタイプのわたし。

 

1人じゃ無理だと自覚するまでは、「夫は平日は疲れているから、わたしができる範囲でやればいい」と家事も育児も抱え込んでいました。

仕事も同じ感じ。

必要に応じて、他の人に見てもらったりアドバイスは受けるけれど、自分の仕事を抱え込んで平気で夜遅くまで残業していました。

でもさ、もうわかっちゃったんだ。

無理やん。1人で何でもかんでもするの。

…ということで、夫に朝の家事の一部をお願いすることにしました。

「ハイ、これやって」って丸投げするのは不平・不満が溜まりそうでよくないと思ったし、得意不得意もあるので、朝の時間にやっている家事・育児のうちから、できそうなことを自分で選んでもらうことにしました。

夫が選んだのは、ゴミ出し、子どもの着替え補助とお出かけグッズの補充、洗濯干しの3つ。

ゴミの分別は無頓着な夫では厳しかったので、わたしが担当したけれど、夜に分別していたので問題なし!苦手なことはさせません

玄関にゴミを置いておいたら、出勤前に持っていってくれるようになりました。

お出かけグッズも、事前にオムツや着替えの枚数、おしりふきなど、外出用リュックに入れておくものを書いたメモを渡したら、補充してくれました。→職場復帰後は、これが保育園の準備に代わりました(笑)

洗濯干しは、子どもの様子をチラチラ見ながらしてくれたので、わたしは食事関係(夕飯の下ごしらえ・朝食)と自分の準備に専念することができました!

あれから6年半が経って、子どもの着替え補助・外出の準備は必要なくなったけれど、夫は変わらず毎日の洗濯物干しと、ゴミ出しを続けてくれています。

さらに、朝食後の皿洗いも!ありがとう!!!!!

育休中に、自分1人ではできることに限界があることを知り、人に頼ることの大切さを学び、ちょっとしたことを相談したり情報交換するようになったことで、職場に復帰したときにも、自然と1人で抱え込まないようになっていきました。

わたしが持っている仕事のうち、締め切りに間に合わないものは、チームメンバーの得意不得意を考慮して他の人にお願いしたり、逆にわたしが得意なことや、手が空いたときには仕事をもらったりしています。

「できそうなこと、ある?」「これだけ、やっとこうか?」「助かった~」「ありがとう」そんなちょっとした会話が以前より飛び交うようになり、以前は殺伐としていた繁忙期も、なんとなくほんわかした空気が漂っています(笑)

育休前は完全な担当制で、同じチーム内でもメンバーが何をしているのか分からず、手伝いたくても手伝えない、お互いもどかしい状況でしたが、人事異動により、わたしがチームリーダーになってからは、閑散期を利用して少しずつチーム内でジョブローテーションをするようにしました。

結果、今も担当制なのは変わらないのですが、メンバー全員がお互いの仕事を把握していて、業務の偏りがでたときには補いあえるようになり、「1人では無理なときは、メンバーに頼ろう!相談しよう!」という空気が浸透してきました。

人に頼れるっていうのは、とても心強いなと思いながら、仕事をしています。

フットワークが軽くなった

フットワークは、断然軽くなったと思います。

…というのも、子どもが小さいうちは、体調が変わりやすいんですよね。

午前中は機嫌よく遊んでいたのに、夜になると熱がでたりすることも、しょっちゅうありました。

なのでどうしてもやっておきたいことは、時間で予定を組むのではなく、いつでもできるように10分以内のタスクに分解して、子どもが寝ている間や、機嫌よく一人遊びをしているときにサッと終わらせるようにしていました。

一人遊びをしているときは、サークルなどで囲って安全を確保することも忘れませんよ。

1タスク10分以内と決めたのは、子どもが泣きはじめてもすぐに駆け付けず、罪悪感なしに様子を見ていられるギリギリの時間が、わたしの場合は10分だったからです。

1タスクをスタートして、しばらくしてから子どもが泣きはじめても、「ごめんねー」「もうちょっとだけ待っててね」「もうすぐ抱っこするからね」と声をかけつつ、なるべく早く終わるようにスピードアップ!

チラチラ様子は見つつ、手を止めることはありませんでした。

たった10分ですが、確実にタスクが消化されていることで安心できましたし、子どもの様子を見極め「いまだ!」とタスクに取り掛かることを繰り返しているうちに、ずいぶんフットワークが軽くなりました(笑)

職場復帰してからは、さらにフットワークの軽さが加速したと思います。

うちの保育園では、登園時に子どもの体温が37.5度以上あると、いくら子どもが機嫌がよくても、1時間後には熱が下がったとしても、保育園に預けられないんですよね。

わたしもお休みをいただくことになるので(繁忙期だけは丸一日有休がとれず、夫と午前・午後交代で休みをとっていました)、ある程度子どもが成長して体調が落ち着くまでは、毎日ヒヤヒヤしながら出勤していました。

今日は出勤できたけど、明日はできないかもしれない。

そんな毎日を過ごしていると、「これは明日やることだけど、今日のうちに面倒なところだけでもやっておこう。」という考えになるわけで。

細切れに分解して、手が空いたタイミングで前倒ししてするようになり、仕事の締め切り間際でバタバタすることがなくなりました。

むしろ、ちょっと余裕があるんですが、そのぶん、チーム内の課題の洗い出しや対策を考えるなどの時間に当てています。

危機管理能力が上がった

職場復帰して、一番最初に感じたことが危機管理能力が上がったことかもしれません。

育児をしていると、子どもの突発的な行動に驚かされることがたくさん!

道路でいきなり走り出したり、道端の草をちぎって口に運んでみたり、ペンを舐めだしたり、引き出しから服をひたすら出して投げてみたり…。

ティッシュを箱からどんどん引き出すことも、育児あるあるですよね。

散らかすだけならまだいいけれど、それを口に運んだりするから、目が離せないし、いつもヒヤヒヤ。

夫婦の教育方針として、「小さなケガなら、学びになるから気にしない」ということを事前に決めていたけれど、やっぱり心配で。

できるかぎり先回りして、子どもが命の危機になったり、大きなけがをしないように考えて予防やサポートをしていました。

そんな日々を過ごしたからか、職場復帰していろいろなことのリスクや、トラブルに繋がりそうな芽が目につくようになったんです。

社内の人事異動に伴い、チームリーダーになってからは、率先してリスク管理やトラブル回避(もしくは軽減)するような体制づくりに力を入れたので、わたしのチームは部署内で一番安定したチームとみなされるようになりました。

ピンチに強くなった

育児をしているうちに、ピンチに強くなったと自分でも実感しています。

危機管理能力をいかして、できるかぎり対策を立てたとしても、やっぱりピンチになるときはあるものです。

でも、実は育休中にそんなことは何度も経験しているんですよね。

子どもがいきなり高熱を出したり、マーライオンかっ!ってくらい吐いたり(←腸重積でした)、外出する直前になって、背中までつくくらい大量のうんちをしたり、ギャン泣きしてぐずったり。

すべて予兆なんてなく、突発的で、「えー!!!!」「いま!?」「このタイミングで!?」って、思わず叫びたくなるくらいの経験を何度もしました。

そんなことを繰り返したおかげで、いきなりトラブルがふってきても、以前ほど動じなくなりました(笑)。

「おお、そうか」くらいで、大御所みたい(笑)

冷静に受け止められると、「どうしよう!どうしよう!」と焦って手がとまる…なんてこともないわけで、短時間で対策を考え実行したり、関係各所に根回ししたりできるようになりました。

子育てが仕事スキルに繋がったこと(パパ視点)

夫に話を聞いてみたところ、わたしとほとんと同じでした。

他にないのか、根掘り葉掘りインタビューしたところ、直接的に仕事のスキルが上がったわけではないけれど、子育てに関わったことで意識が変わり、間接的に仕事レベルが上がったことを挙げてくれたので、こちらもご紹介しておきますね。

無駄な時間が減った

一番減ったのは、テレビを見る時間です。

子どもが生まれる前までは、つけっぱなしでダラダラ見ていたテレビを、一切見なくなりました。

…というのも、子育てをしはじめてから、今まで見ていたテレビ番組について、ちょっと厳しい目でチェックをするようになったからです。

言葉遣いや激しめの内容が気になって、今はまだ見せたくないなぁと思う番組がありましたし、テレビをぼーっと見せておくくらいなら、公園で一緒に身体を動かしたり、絵本の読み聞かせをしたり、親子で一緒に何かをする時間にしたいと、嫁さんと話し合って決めました。

子どもが生まれる前は、平日でも1日あたり3時間以上はテレビをつけて、ながら見をしていましたが、子育てに積極的に関わるようになってからは、1日あたり平均30分未満になりました。

休日は、午前中はテレビなし、午後と夜に最長1時間ずつ(合計2時間)で、何を見るかは子どもたちに決めてもらっています。

子どもが起きているときは、子どもの遊びや話に付き合いますが、寝静まったあとは自分の時間。

テレビをつけることなく、仕事で活用できそうなコーチングやシステム系の資格の勉強をしていて、仕事の幅が広がったと感じています。

視野が広くなった

嫁さんの仕事には、繁忙期があります。

その時期は、僕も必然的にワンオペになるわけで。

強制的に家事や子育ての経験を積むことによって、ずいぶん視野が広くなったと感じています。

子どもが生まれるまでは、家のことはほとんど嫁さんが把握していて、たまに手伝っている状況でしたが、子どもが生まれて「手伝い」ではなく、「自分がやる」という意識になると、やっぱり違いますね。

調味料や日用品(洗剤・トイレットペーパー)のストックの量や、夕食にもう一品ほしい!というときに、頼れる冷凍食品や、子どもが好きなふりかけの有無が、気になるようになりました。

また、いくら嫁さんが事前に夕食のメインおかずの下ごしらえや、汁物の具を用意してくれていても、子どもたちに出す前に、味を調えたり調理をしたりして、仕上げなければなりません。

いつもは嫁さんが帰宅後にしてくれますが、繁忙期のときは僕がすることになります。

「お腹がすいた~!」とピヨピヨ言っている子どもたちをなだめながら、電子レンジやフライパンと格闘しているうちに、自分にはできないと思っていたマルチタスクができるようになっていました。(できるようになったからといって、苦手なのは今でも変わりませんが…)

何事も、経験ですね。

まとめ

子育てがスキルに繋がったこと(ママ視点)
✓効率的な行動ができるようになった
✓人に頼れるようになった
✓フットワークが軽くなった
✓危機管理能力が上がった
✓ピンチに強くなった

子育てがスキルに繋がったこと(パパ視点)
✓無駄な時間が減った
✓視野が広くなった

このブログで紹介したのは、あくまでも仕事に関するスキルなので、子育てを通してできるようになったことや気付いたことの、ほんの一部なんです。

その他にも、栄養に気を遣うようになったり、あたりまえだと思っていたことに感謝できるようになったり、難しいことを簡単な言葉にかみ砕いて伝えられるようになったり、感情のメリハリがつけられる(いつまでも負の感情を引きずらない)ようになったり、いろいろあります。

最近は、上の子が小学生になり、星空を見ては「なんではっきり見える星と、そうでない星があるの?」とか、「人間は誰がつくったの?」などの、理科・社会系の質問を聞いてくるようになったので、以前より身近にあるものに目を向けることが増えました。

子育てをとおして、楽しいこと、嬉しいこと、つらいこと、イライラすること、難しいことをたくさん経験して思ったのは、「子育てって、ハンパなく奥深い」ってこと。

出産後、慣れない子育てに毎日いっぱいいっぱいかもしれないけれど、その経験の先に、レベルアップした自分が待っていますよ!

お互い頑張りましょう!

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