パパ育休のメリット・デメリットと育休前に必ずやること

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A子さん
A子さん

夫が育休をとりたいと言ってきました。

パパ育休のメリット、デメリットを知りたいです。

B子さん
B子さん

育休前に知っておいたほうがいいこと、教えてください。

こんな方のために、過去2回育休を経験したママ視点の【パパ育休のメリット・デメリット】をお伝えします。

さらに、デメリットを軽減するための対策、育休前に必ずやってほしいことも書いています。

育休を取得するパパの最低条件

そもそもですが、わたしは休をとる予定のパパには、最低条件があると思っています。

家事ができる・できないは一旦置いておいて、とにかく「育児や家事に協力的」だということ。

家事が苦手でも、やる気次第ではどうにでもなるし、仮にどうにもならなかったら外注すれば、だいたいのことは解決するんよね。

問題は、育休をとる=仕事に行かなくていいラッキー!と思っている(思っていそうな)パパ。

これは、よほどのことがなければ、どうもならん。

そんなパパは、ママの精神的ストレスにつながるから、育休なんかとらなくていい。

むしろ、邪魔。

なんだかんだ理由をつけて、育休をとらない方向にしむけましょう。

難しいようであれば、1週間だけなど、短期間におさめておきたいところ。

しっかり働いて、たくさん稼いでもらいましょう!(笑)

パパ育休の5つのメリット

話し相手になる

わたしの過去2回の出産では、産後は実家に1ヶ月ほど帰省していたのですが、親が仕事をしていたので、昼間は新生児と2人っきりでした。

平日の昼間だけどはいえ、一言も話せない新生児と2人っきりは、正直ツライ!

当たり前だけれど、新生児は、なんにもできない。

寝るか、泣くだけ。

ごはんも自分では食べられなければ、トイレに行くこともできない。

だから、第一子のときはもちろん、第二子で【育児にちょっと慣れているママ】だったはずのわたしでも、産後の1ヶ月だけは、「この子の命は、わたしにかかっている!」という、謎の緊張感で常に疲れていました。

日常の話題や、くだらない話、愚痴…。

なんでもいいから大人と話したかったし、緊張感を誰かと分かちあって、もう少しリラックスして過ごしたかった。

いまでも、過去の産褥期の1ヶ月を思い出すと、ちょっぴり切なくなります。

育児を一緒に学んでいける

単純に、育児超初心者レベルのときから、一緒にお世話をして成長できたら、夫婦の絆や子育てへの理解が深まると思うんですよねー。

実際、1人目の産後に、帰省していた実家から自宅へ帰ってきて感じたことがあるんですよ。

実家に帰省中していた1ヶ月の間に、めちゃくちゃ付け焼刃だけれど【基本的な育児スキル】をゲットしたわたしと、抱っこもおぼつかない夫との間には、差があるなぁって。

ヒーヒー言いながらも、なんとかこなせるわたしと、新生児と2人っきりにするとテンパる夫。

出産から今まで、新生児と一緒に過ごしてきた時間が違うから、あたりまえといえば、あたりまえなんだけど。

すでにできあがっていた育児スキルの差は、わたしが産後うつになって感情が爆発し、夫が危機感をもつまで埋まることはありませんでした。

いま振り返っても、最初の超初心者期間を一緒に過ごせたら、パートナーとしての信頼関係がもっと早くから深まっていったのかもしれないなと、ちょっと残念に思います。

父親としての自覚が早いうちからでる

夫曰く、父親としての自覚が出てきたのは、私が実家から自宅へ帰ってきて一緒に生活をしはじめてから、とのこと。

ちょ、遅くない?

産後の入院期間と帰省期間を合わせると、もう1ヶ月半くらいたっているんだよ。

「やっとかい!」って脱力でした。

もちろん頭ではわかっているけれど、実際に自分にふりかかってこないと、どこか他人事みたいな感じなんでしょうね。

わたしも1人目の出産後に、はじめて本当の意味で子育ての大変さが分かった人間なので、夫のことをとやかく言えたもんじゃないんだけど。

だからパパも育休をとって、早い段階から「一緒に頑張っていこう!」って育児モードに入ることで、父親としての自覚がでてくると思います。

実際に、私が帰省中に夫が実家に顔を出したときよりも、自宅に帰ってからのほうが、子どもを抱いてくれる割合は増えたし、子どものことを考えて、私に提案してくれるようになりました。

わたしより、子どもに対して甘いのには、ちょっとモヤッとしたけどね。

家事をしてくれる

産後、腰もグラグラで歩くのもおぼつかないし、肩は痛いし、毎日の睡眠不足で頭がぼーっとする。

そんななか、皿洗いや洗濯など、家事をお願いできるのは、とっても助かります!

うちの夫は多少の料理も作れるので、今度の育休は期待大!

育児に協力的だけれど、夫の家事能力に不安がある人は、少しずつトレーニングをしていきましょう!

我が家でも、妊娠中に、わたしがやっていた家事をちょっとお願いしたりしていました。

でもね、わたしがいると、甘えが入るのよ。。。

材料はとっくに(わたしが)準備していて、あとは火を通すだけなのに…

「この肉を焼けばいいの?」

「醤油どこ?」

「菜箸つかうよー」

「皿、これ使っていい?」

質問のオンパレード。

一応、律儀に返事をしながら、「焦がしても、味が微妙でも文句言わないから、好きにしてくれぃ」って思ってました。

一人暮らし歴、わたしより長いくせに…。

そんな日々だったので、夫の甘えを振り切るために、ちょっとした仮病をつかっていました。

「いつもよりお腹が張ってるから、安静にしておくね」と声をかけ、実際に動かずソファにごろーん。

そのまま寝たふりしていたら、いつのまにか爆睡すること、多々あり(笑)

寝ている嫁を起こすのは、さすがに遠慮したようで、もくもくと料理をつくってくれました。

そんなときは、ちゃんと「料理してくれて、ありがとう」と感謝をつたえていましたよ。

見た目・味はともかく、一生懸命頑張ってくれた夫への、礼儀ですからね♪

役所の手続きや買い出しなどをお願いできる

役所はもちろん平日だけど、買い出しも平日のほうが比較的すいているから、お願いできるとありがたい♡

何を買ってくればいいかわからないパパには、買い物リストを渡すといいですよ

うちの夫は、つわりがきついときなど、よく買い物に行ってくれたのですが、買い忘れがあることが多いようで「絶対に必要なものは、メッセージに入れておいて」とお願いされました。

フルタイムの共働きだから、1週間分をまとめ買いするが我が家。

買い物量もそれなりに多くなります。

よく、メモなしに買い物に行っていたな、夫よ…

夫からリクエストをもらってからは、買ってほしいものを書いて、メッセンジャーで送信!

間違えないし、買い忘れないし、最高やん。

なんでもっと早く気付かなかったんだろう…。

あと、夫にオムツ買ってきてもらえるのも、助かる!

過去2回の育休中は、オムツなどのかさばるものは、月齢が大きくなってサイズが安定してからはネットで買っていたんだけれど、

新生児のうちは体格に個人差もあるし、あまり多く買ってもサイズアウトして使いきれない場合もあるから(実際、第一子のときは余った)、必要なぶんだけ夫に買ってきてもらっていました。

重さはないけれど、結構かさばるから、夫に行ってもらえると助かるんだよね。

当時は毎週末、新生児のオムツ持参で実家に泊まりに来てくれていたなぁ~(自宅から実家まで車で1時間くらい)。

あと、つわりがひどいときや産褥期など、身動きがとりづらい時期は、ネットで買い物することが多くなるんだけれど、ついつい余分な嗜好品とか、嗜好品とか、嗜好品とかを買っちゃうんだよね(笑)

夫が買い物に行ってくれることで「無駄なネットポチポチ(お買い物)」が減って、良かったわ。

パパ育休の3つのデメリット

収入が下がる

育休中は、会社からお給料がでず、育児休業給付金をもらうことになるのは、嫁も夫も一緒。

嫁はさらに、出産ギリギリまで働くというわけにもいかないので、産前の仕事ができない期間に対しても、給付金がもらえる(出産給付金)。

条件を満たせばもらえる、ありがたいお金なんだけど…

今までもらっていた給与相当額の満額じゃないので、注意が必要。

簡単に考えると…
✓出産給付金 給与の3分の2相当
✓育児休業給付金(最初の6ヶ月)給与の3分の2相当
✓育児休業給付金(7ヶ月以降)給与の2分の1相当

第一子の育休後半では、夫も転職前で今より給与が少なかったし、私の給付金も半額になっちゃって、収入の少なさにがっくりしたことを覚えています。

かといって、気晴らし費という名目の細かい消費は、すぐには減らせなくて…。

お財布の中をのぞいては、ヒヤヒヤしたな~。

それでも、貯蓄用のお金に手をつかなかった自分を、ほめたい。

働いていたときみたいに、貯蓄用のお金は全く貯まらなかったけど、じゅうぶん頑張ったと思う。

ちなみに、今回、うちの夫は1ヶ月育休を取得予定。

本人は「1ヶ月だけだし、貯金もしてるから特に気にしない。前の会社より4割くらい給与も上がったし。」と言っている。

一方、わたしの産前期間は、できるだけ有休消化できないか、会社に相談中。

長く勤めていることもあり、有休休暇が余っているし、来年には消えてなくなる分があるから、有休を使いたいのよ。

有休だと、3分の2になることもなく、満額もらえるし(コレ大事)。

あとは、予定日まで3ヶ月ちょっとしかないけれど、毎月の貯金額を増やそうかな。

休業給付金が振り込まれるのは、出産後すぐではなく数ヶ月先なので、それまでは貯蓄用のお金には手をつけず、日常使い用のお金(通帳を分けている)でしのぎたい。

なんにしろ、パパが育休をとる気なら、収入問題は切っても切り離せない。

よく考えるべし。

妻の負担が増える場合がある

夫の育休で、妻の負担が増えるパターンもあるようだ。

よく聞くのが、ごはん問題。

嫁が動きづらい身体にムチうって、夫と2人分の食事をつくるなんて…

もはや、罰ゲームだ。

料理が苦手な夫対策としては、冷凍ミールの活用をおすすめしたい。

昼間は、冷凍弁当でもいいんじゃない?

子どもが寝たタイミングで、気軽に食べられるし、栄養も整っているものも多い♪

それに、チンするだけだったら、さすがに(夫でも)できるやろ。

できなかったら「マジか…」と呆れた視線を投げかけつつ、自分でレンジのボタンを押そう。

バランスのとれた冷凍弁当は、多少高価にはなるけれど、とにかく自分(+子ども)優先で考えよう。

「産褥期だけ」と割り切ったり、冷凍宅食+ドラッグストアのお手頃な冷凍弁当と、併用するものいいと思う。

さて、昼食をささっと済ませたあと、夕食は、ぜひぜひ夫に頑張ってもらいたい。

夫の料理レベルを早めに把握して、カット食材のみのミールを頼むか、半調理済みのミールを頼むかを決めたらいいと思う。

うちの夫は、ありがたいことに料理に対して抵抗はない。

ただ、わたしのように、ごはん・メインおかず、副菜、汁物をそろえることはできないと嘆いていた。

実際、夫がつくる料理は、カレー、親子丼、チャーハンなど、単品もの。

それでも十分助かると喜んでいたんだけれど、最近、汁物が付きはじめた(カレーに味噌汁が付いたときは、謎だったけれど…)。

神夫、現在進行形で進歩しております。

でもね、大丈夫、そこまで求めていない。

メインおかずは夫に任せ、副菜はわたしが(くちで)指示をだします!

冷ややっこ+トッピング、レンチンのナムル、レンチンのおひたし、納豆、卵焼きなどをローテーションすれば、なんとかなるだろうと漠然と考えています。

夫や、わたしの手足になって、働いておくれ。

パパの育児ストレスが発生するかもしれない

夫が育児に積極的にかかわるようになると、パパの育児ストレスも発生するらしい。

そりゃ、そうだ。

環境が変わって慣れるまでは、誰だって多少はキツイし、ストレスに男女は関係ない。

嫁に対してキツくあたるようになったり、イライラした様子になる夫もいるらしい。

実際、私も1人目育児では、夫に対してキツイ態度をとった時期もあったので、そんなパパの気持ちは痛いほどわかる。

パパなりに真剣に育児に参加しているからこそ、悩んだりイラついたりするんだと思う。

そんなときは、パパの1人時間をつくってあげよう。

産褥期のママのように、満足に身体を動かせないわけではないのだから、外出してもらっても、まったく問題なし♪

わたしの経験だけれど、1~2時間くらいの短時間でも、1人になる時間があると、精神的にも体力的にも落ち着くもである。

外出してもよし、部屋にこもって漫画を読んだりゲームに没頭するもよし。

個人的には、外出したほうが、より息抜きができると思うので、お買い物をお願いするついでに、「1~2時間、好きなことをしてきたら?」と送り出してあげるのもいいと思う。

帰ってきたら、温かく迎えてあげよう。

しっかり話を聞いてあげよう。

間違っても、「自由にでかけられていいな」という嫉妬心は1ミリも出さないこと。

息抜きの重要性を知っているパパになら、「わたしも息抜きしたい!」と言いやすい。

なにはともあれ産褥期を乗り切れば、身体も多少はマシになる。

それまで、耐えるのだ。。。

まとめ

パパ育休の5つのメリット
✓話し相手になる
✓一緒に育児を学んでいける
✓父親としての自覚が早いうちにでる
✓家事をしてくれる
✓役所の手続きや、買い物をお願いできる

パパ育休の3つのデメリット
✓収入が下がる
✓妻の負担が増える場合がある
✓パパの育児ストレスが発生するかもしれない

パパが育休をとるにあたり、メリットはたくさんあるけれど、デメリットも、もちろんある。

わたしが書いた3つより、もっとデメリットが多い家庭もあるかもしれない。

そんなデメリットを少しでも軽くするために…

とにかく、夫と話し合おう!

夫の家事レベルの把握、収入問題、どんなことをしてくれる気でいるの?

知っておきたいこと、すり合わせしておきたいことは、たくさんある。

この機会に、普段なかなか聞かないことも、思い切ってきいてみよう。

話し合いによっては、問題や不安もでてくるかもしれないけれど、こどもが生まれる前なら、まだ対策を考えることができる。

準備ができる。

子どもが生まれたら、あとはノンストップで行動あるのみ!

事前に立てておいた対策を、子どもに合わせて改善することはできても、イチから考える時間なんてない。

新生児は、待ってくれない。

考えるのは、今なんだ。

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